2010年6月18日 (金)

完成~マルシン製モデルガン、ワルサーPP初期型~

Dsc_2061 モデルガンワルサーPP がついに完成しました。ベースとなったのはマルシンから販売されているマルシンから販売されているHW樹脂製のモデルガンのPP ですが、旭工房さんで色々カスタムがされています。こちらではセフティレバー、ハンマーの造形、バレルの延長、刻印、ブルーイングを担当しました。

実銃のワルサーPPが発表されたのは1929年のドイツです。

今回はこの年に製造された実銃の特徴をモデルガンで再現すべく、作業しました。

諸説があるようですが、発表の年のシリアルナンバーは「75××××」代だそうで、今回は、資料が用意できた「751452」番としました。

Dsc_2054

↑プルーフマークなども実銃どおりです。これはCAW製モデルガンのワルサーPPKと同じですね。

Dsc_2050

初期型の特徴ですが、セフティレバーが90度回るようになっています。また、リアサイトもドブテイル加工されたものが別パーツ化されています。この2点は旭工房さんカスタムです。うちではセフティレバーの拡張、ハンマーの溝埋め加工を担当しました。

Dsc_2055

マガジンボトムも加工されています。こちらも旭工房さん作。うちは刻印のみ担当です。

Dsc_2067

若干バレルが飛び出しているのがお分かりでしょうか?だいたいのオートマチックピストルは、バレルがスライドより少し長いですが、初期タイプのPPはその特徴が顕著なようです。バレルの途中で切り、樹脂の輪を入れて延長しています。スライドオープンしても見えない位置で継ぎ足しています。(インサートはそのままです)バレルは整形後、モデルガン用塗料で塗装後、磨いています。

Dsc_2045

スライドの刻印部分です。マルシンのものはくっきり入っていましたが、全部削り落とし、初期型の文字を入れてあります。ワルサー社の所在地、特許表示、モデル名などです。こちらの写真の方がバレルの長さが分かりやすいですね。

Dsc_2060

ワルサーPP、PPKは長年にわたって複数のメーカーで製造されていますが、形状も大きく変化はありません。

しかしパーツ・刻印などそれぞれ特徴があり、それを調べるのもおもしろいものです。

今回は実際にモデルガンで再現したわけですが、とても作業のしがいがありました。ワルサーP38と違って、シンプルな直線と曲線で形成されたそのシルエットは、無駄なものがほとんどなく美しいです。今回ブルーイングしてみて改めてそう思いました。サイズもコンパクトで場所をとりませんし、手近なところに飾っておきたいモデルガンですね。当サイトでも年代・刻印などのいろいろなバリエーションの、ワルサーPP を増やすために多めに在庫を確保したいところです。



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2010年5月27日 (木)

ハンマー~マルシン製モデルガンワルサーPP

前回に引き続き、マルシン製 モデルガンの ワルサー PPのカスタムです。

前回はセフティレバーのカスタムでしたが、今日はハンマーです。

まずは写真をご覧ください。

Dsc_1846

上が今回の加工したハンマー、下がマルシン製 モデルガンのオリジナルのハンマーです。

ハンマーのセレーション部分のくぼみがないのがおわかりでしょうか。

PPKもPPもP38も、チャンバーにカートリッジが入っていることを示すインジケーターがスライド後部にあります。カートリッジが入っていると飛び出るこのインジケーターがハンマーと干渉しないように削ってあるのですが、今回再現するモデルには上部の写真のようにハンマーにくぼみがないものでした。

このくぼみを、亜鉛合金を削って作った粉末と樹脂を混ぜもので埋めた後、セレーションを精密ヤスリで入れてあります。写真は ブルーイング が完了している状態ですが、ほぼ境目は分からないくらいに染まっています。(注)ハンマーの角度が違いますが、まだスプリングを入れていないためです。

細かいところですが、初期型PPがより無骨に見えます。まだ他にもカスタムする場所がありますので、全容はまた後日です


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2010年5月23日 (日)

まずはセフティレバー~マルシン製モデルガンワルサーPP

マルシンCAWから初期型のワルサーPPKのモデルガンが販売されていますが、同じく初期型のワルサーPPをモデルガンで再現する予定です。現在ブルーイングしている最中ですので、全容をお見せすることはできませんが、まずはパーツ単位でごらんいただきましょう。

現在も生産されているワルサーPPですが、製造開始が1920年代の終わりと歴史のあるハンドガンです。刻印 などはもとより細部にバリエーションが結構あるようです。

まずは、このセフティレバーをご覧ください。

Dsc_1802

左側がマルシンのオリジナルタイプ、右側が今日作成したものです。初期タイプなので、セレーションの数、レバー部分の幅が違います。(詳しくは徳間文庫刊「ワルサーストーリー」の133ページに掲載されているイラストをご覧ください。)

実は、作業当初、この違いが分かっておらず、単にセレーションの数が違うだけだと思っていました(マルシンの方は5本、初期型は7本)。ただ実際の作業に当たり、実銃の写真とにらめっこしていると、レバー部分、とその付け根のサイズが違うことに気づいたのです。レバー部分の面積は広くなりますので、溝の幅はそんなに変わりません。

最初は、レバー部分のセレーションを削り取ってしまってから、刻印 機で彫ればいいやと簡単に考えてましたが、ちょっと作業がややこしそうです。

塗装なら、パテで盛って整形すればよいのですが、今回はブルーイングで仕上げますので、この方法は使えません。

今回は次のように作業しました。

・HW樹脂板をセフティ付け根のR(アール)に沿って熱を加えて曲げ、接着→整形

・レバー部分のパーツもHWより削り出しセレーションを彫る。

ただ、レバー部分は動作の度に力が加わりますので、そのまま接着しただけでは強度不足です。詳しくは次の写真を見てください。

Cimg0161

セレーションを彫ったHW樹脂板をくり抜いて(黄色い部分)接着面積を増やして、力をかかりやすくしています。

Cimg0162

あとはレバーとその付け根の段差がはっきりしていましたので、これも整形しています。

なかなかセフティレバーだけではイメージがわかないと思いますが、組み立てたときにマルシン製のとははっきり違いがわかると思います。

詳細は、また後日お知らせします

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