2006年7月23日 (日)

P38完成

~現在オークションに出品中です。~(終了しました。たくさんのアクセスありがとうございまいsた。)

Dsc_3397_1やっと完成しました。ブルーイングする表面積は決して広くありませんが、その形状の複雑さから普段より時間がかかってしまいました。それに作業がなかなか捗らないもどかしさから、怠けてサボる日も多かったのが遅れた要因です。だから完成してもぐったりして、何もする気が起きませんでした。いつもなら完成するとおぉ~、いいんでないのっ。」なんてニヤケてるんですが、今回は疲労感の方が勝り、、、寝てました。ただ、時間をかけた分、いつもより出来は良いです。

Dsc_3383_1P38はオートマチックの中でも曲面が非常に多いので、ブルーイング処理した後の表面に光が反射して美しいです。金属ほどの光沢がなかなか出せないHW素材は、平面より曲面の方が金属感を出しやすい様です。

 

Dsc_3384ヘラで磨き込むことにより、顔の輪郭だけでなく顔のパーツが分かるほどの仕上げができます。ブルーイングは技術より根気と集中力だと思います。ブルーイングする技術を持っているというより、いかに体力があるかということの方が重要だと思うこの頃です。持久戦です。

 

Dsc_3399_1 『にゅっ』と伸びたバレルを見ていると、最近のGUNは贅肉が付きすぎているのでは?とさえ思えてきます。戦後の後期方のP38は削り出しではなく鋳造でつくられていますので、バレルなどにパーティングラインが残っているようですが、これはEXHWの モデルガンですのでちゃんと処理されています。といっても研磨処理を機械でやっていますので、「これでもか!」とばかりに磨き倒されています。そのため、エッジダレが生じている箇所がいくつもありました。フロントサイトも例外ではなく表面だけでなくエッジ部分も、非常に”滑らか”に処理されていました。別パーツ化も考えましたが、ヤスリで研いでエッジを出すのみとしました。

Dsc_3402 ほとんどのオートマチック モデルガンのバレルは、強度の問題からABS樹脂製です。このようばバレルだと、金属粉が入った塗料などで塗装してからじゃないとブルーイングできませんが、ヘビーウェイト製のバレルのこのP38はその点もリアルに処理できます。インサートはちゃんと入っていますが、丸くなったバレルのエッジに光が反射したマズルフェイスは、まさに『凶銃』の雰囲気です。優雅さと凶暴さを併せ持つシルエットです。

 

Dsc_3393_2左側面は作動部が集中しており、その複雑な造形が美しいシルエットを形成していますが、反対側の右側面はものすごくシンプルです。可動部品はトリガーバーくらいです。このように目立つものがないので、アルタモントの木グリが目立ちます。目指したのは初期のP38ですから、グリップは木製ではなくプラのチェッカーグリップが正解なんでしょうが、私はブルーイングにはなるべく木グリを付けたいと考えています。

 

Dsc_3390_2 完成してすぐ疲れて寝てしまいましたが、落ち着いた今、改めて見るととても美しいGUNです。ずっと手元に置いておきたくなるような魅力を秘めていると思います。


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2006年7月17日 (月)

下地処理、エキストラクター、ブルーイング

Dsc_3372  マルシンP38のエクストラクターはスライドと一体整形されたダミー部品です。最近のセンターファイアー化されたオート モデルガンは、エキストラクターはちゃんと可動する部品として装着されたいるものが多くなりました。リアルになったものです。しかし目の前のP38は鋳抜かれたもので全然リアルじゃないです。モールドもぼやけた感じで、以前同じく マルシンの439のエキストラクター部分を加工した方法も、使えそうにありません。

Dsc_3363今回はエクストラクター部分をくりぬいて、別途作成したダミーのエキストラクターをとりつけることにします。ルーターやらヤスリを駆使してとりあえずくりぬきます。この部分はスライドが結構分厚くて、思った以上に時間と労力がかかりました。しかも他の部分を傷つけないか冷や冷やしっぱなし。こんな感じまで仕上がりました。

 

Dsc_3375_1 このくりぬいた部分に、発火させ尽くしたジャンク(T。T)と化したコマンダーのスライドの一部を切り抜いて、適当な形に整形して取り付けます。取付はスライドとエキストラクター後部にピンを取付け固定しています。元々オリジナル マルシンP38のエキストラクターはもっと下の方に(マガジン側)に位置し、この部分に可動部分はほとんどありません。発火させなければ、ほどほどの固定でも大丈夫でしょう。軽めにブルーイングし、つや消しグレーの色調にしてあります。

 

Dsc_3373 バレルとスライドのみブルーイングが完了しています。アングルがおかしいのは、フレームはまだ手つかずだからです。439の時も思ったのですが、この時代の マルシンHW樹脂の色は、研磨段階では現在のものと違うような色調です。よりシルバーが強いというか。。。でも染め上げればあんまり変わりません。スライドはR部分が多く、さらに各辺に面取りが多く施され、研磨は結構つらいものがありました。

 

途中イライラして投げそうになりました。(”投げ出す”じゃなくて”放り投げる”)こうなると、良いものは絶対できませんから、適度に昼寝したりテレビ見てぼぉーっとしたりして気分転換をはかって、しばし休憩です。自分を抑えることも必要ですね。

Dsc_3367 右側です。可動部品や刻印 やらでにぎやかな左側とは違っていたってシンプルです。実銃は ワルサー のプルーフマークが小さく入ってるようですが、これは マルシン製のP38なので、「MFG MARUSHIN」です。

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2006年7月12日 (水)

 ワルサー P38。

Dsc_3356 絶版になって久しい マルシンのP38です。エクセレントヘビーウェイトとして発売されていたものです。 マルシンP38は刻印 とシルエットの整合性が取れていないなど、ウェブ上でもなんやかんやと言われています。具体的にはトリガーガード上部の形状の違いです。 マルシンがモデルアップしてるP38は、トリガーガード上部がヒョウタン型です。この形状は本来、AC44以降、1944年以降のモデルの特徴です。特に ミリタリー の場合『ac43』と入ってしまっていますので、違いは決定的です。『ac43』のP38のトリガーガードの形状はヒョウタンではなく一文字です。ワルサー社が、トリガーガード形状の設計を変更したのは、1944年ではなくて、1943年の中期です。
理由は、スライドストップ穴の下部にクラックが入る事例が散見され
たため、フレームの強度を上げることが目的でした。
ほぼ同時期に、スライドのエキストラクターが入る溝の形状の設計
変更も行われています。これは、加工の省力化が目的。

ということです。マルシンのモデルアップは正しいです。

O様、ご指摘ありがとうございました。


その点コマーシャルなら、最初期のHP(へーレス・ピストーレ)、P38Ⅱと言えないこともないです。(細かい刻印 は違いますが。。。)(参考文献:『 ワルサー ・ストーリー』床井雅美著 徳間書店)

Dsc_3355 ならばと大人買いしてしまいました。選んだのは、コマーシャルモデル上記のコトを考えると断然こちらでしょう。綺麗なブルーの ミリタリー モデルも興味がありますが、実銃の世界では、美しいブルーイングは最初期の市販用のP38が正解のようです。

これを手に入れるには、正直結構な資金を必要としました。しかし、現在発売されていないという希少性を考えると、仕方ありません。どれもエクセレントヘビーウェイトの未発火の極上品ばかりです。

Dsc_3358 しかもちゃんと ワルサー 刻印 です。以前持っていたサイド発火のPPKは マルシンバナーでした。P38も一時商標権の関係で、 マルシンバナーがたなびいているときがありました。発火派の人には刻印 なんて関係ないでしょうけど、ブルーイング派としては刻印 は重要です。

 

Dsc_3360 分解方法は実銃とは違うそうですが、ちゃんとショートリコイルもします。MGCに発火性能は劣るようですが、鑑賞ブルーイング派としては、 マルシンの方が、軍配があがります。

 

Dsc_3361_2 デコッキングもちゃんとキマリます。マルイのキットは再現してなかったはずです。写真の木グリはアルタモントのです。たまたま寄ったショップで一つだけ売っていたのをあまり深く考えず購入。しかしこれが厄介でした。

20年ほど前の モデルガン。実銃用として販売されているグリップがそのまま付くはずないのは覚悟していましたが、P38側に突起物が多く、その干渉部分を探るのが面倒くさかったですね。押しつけては、削り、またあてがっての繰り返しです。

でもその内部の形状修正のみで、グリップラインなどはピッタリで修正の必要を感じませんでした。とくにグリップエンドのフレームを包み込む部分は元のグリップ並みにフィットします。ハイパワーの時はフレームラインが全然違ったので、チェッカリングの移動まで必要だったのに。

とりあえず、木グリリアル刻印 ブルーイングする諸条件が揃いました。ましてや絶版品となると気合いが入ります。がんばって仕上げます。


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