2006年8月24日 (木)

ミリポリ2インチ完成

Dsc_3548 やっとこさ完成です。パーツをすべて組み込み、リアルなHWSのカートを入れると重量感満点です。ビクトリー4,5インチよりはバレルの長さ分軽くなっているはずですが、重量バランスの関係でしょうか、ずっしり感はこの2インチの方が上だと思います。

どうですか?なかなか素敵なGUNだと思いません?

 

Dsc_3549 全体のバランスは4インチや5インチの方がいいでしょうけど、スクエアバットのフレームと短いバレル、半月型のフロントサイト、このアンバランスさがこのミリポリの魅力だと思います。

 

 

Dsc_3551 かなりアップの写真ですのでアラも大きく表示されてしまいますが、ご容赦を。クラシカルなイメージを大事にしたかったので、刻印 は新橋銃砲玩具店さんにて入れてもらいました。以前、作成したM19のサイドプレートもこちらで刻印 していただきましたが、あまりに仕上がりがきれいだったので今回もお願いしました。刻印 データはこちらで用意しましたが、細く細かい刻印 は、レーザー刻印 機のなせるワザです。通常の民生用の刻印 機ではここまではきっと掘れないでしょう  

Dsc_3562 マズルとシリンダーにはインサートが見えます。HWSビクトリーのカートはかなりリアルですので、シリンダーインサートがない方が格好いいんでしょうけど、仕方ありません。HWSビクトリーはフレームとヨーク上部のエッジがシュラウドのあるM19のままの位置にありますので、切削修正しています。その際もエッジが立ちすぎるとこのミリポリの魅力半減ですので、適度に丸めてあげます。

 

Dsc_3556 エキストラクターロッドはM19の2.5インチのものを使っていますが、それでも0.5インチ分長いです。エキストラクターロッドそのものを加工するのは至難のワザですので、内部のワッシャを短縮することで解決しました。

 

Dsc_3558 今回はブラックモデルをベースにしましたが、リアサイトの溝部分やフレームのヨーク収納部分などマットブラックにしておきたいところは、塗装を落とさずそのままにしてあります。

  

 

Dsc_3560 サイトビューです。バレルが短いですね。でもスナブノーズ好きです。

 

 

 

Dsc_3554途中で他の作業を進めたりしましたが、完成まで2週間ほどかかりました。あっちを削ればこっちが足らないとかパーツが合わないとか、作業中いろいろ問題が多く変な汗もかきましたが、完成すると喜びひとしおです。以前から作りたいと妄想ばっかりしていた物を、今こうして手にすることができて単純にうれしいですね。

 

Dsc_3565最近の映画はクローンガバやポリマーフレームの多弾倉GUNばかりが出てきます。確かに頼もしくて格好いいのですが、戦う美学というのは、リボルバーで寸図まりで小口径のこのGUNの方があるのではないでしょうか。このような銃が主役を張っていた昔の映画の方が、ガンエフェクトが発達している今の映画より、1発の重みがあったと思います。

さて、このミリポリ片手に『刑事ジョン・ブック/目撃者』でも観ましょうか。

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2006年8月23日 (水)

ぼちぼち完成です。

Dsc_3547 HWと亜鉛合金パーツの主要部分のブルーイング処理が終了しました。まだフレーム内部はがらんどうですので、ハンマーとトリガーともにまだ連動していません。そのためハンマー、トリガー位置が少しおかしいですが、ご容赦を。処理が終了したのが深夜のため、組み立て調整は後日に回します。焦ってやると変なところを傷つけたりして、せっかくの苦労が水の泡ですからね。

Dsc_3546 今回の一番のカスタム部分はバレルのアップです。よく目を凝らして見ると、フロントサイトとバレルの継ぎ目若干あるのが分かりますが、ほとんど気になりません。一部切り出したバレルから作った手製のパテを使いましたが、その部分も違和感なくブルーイングされています。今回はこの方法の実験的な作業でもあったのですが、結果は上々です。接着剤などと違い接合部分もブルーイング可能ですので、今後使えるカスタム手法になりそうです。使用したのはエジェクターロッドストップの収納部(バレル下部)とマズルです。

ビクトリーのバレル下部は、独特のエキストラクターロッドの先端部をよける切りかきがありますが、バレルを切りつめたときこの切りかき部分を埋めなくてはなりません。もうひとつマズルですが、バレル内部も外側と同じように、バレル基部に行くに従ってテーパードしているため、切りつめたときのマズルは、45口径くらいありそうでした。その上刻印 を削り落とすとバレル断面が完全な楕円になってしまうため、マズル部分の内部を肉盛りし、成形し直しました。

ハンマーはビクトリーと現行のとの間のクラシカルな形状を再現したかったのですが、強度の問題やら途方もなく時間がかかるだろうと思われたので断念しました。M19のハンマーのセミワイドサイドのチェッカリング部分をを削り落とし、スリムな側面ツライチの形状としました。チェッカリングはぼけてるので、精密ヤスリで目立てています。サムピースもM19のものを流用しています。

Dsc_3545

サイドプレート側です。S.W.リボルバーの口径表示はだいたいこちら側のバレルにありますが、このミリポリ2インチは反対側にあるので、無刻印 です。ビクトリーではバレル上部にあった、社名表記などの刻印 は現行の位置に、サイドプレート上のロゴマークも刻印 してあります。クラシカルなミリポリは5スクリューが似合うと思います。

 

Dsc_3543 トリガーガードの形状も修正しました。ノーマルでは全体的に分厚いので薄くするよう心がけ、トリガーガードの後部を広げ前部を後退させ、上部を削り込みバランスをとっています。その他は他のS.W.リボルバーでもやってるように、バレルエンドピンにスチールピンを打ち込み、フレームのシリンダーラグを別パーツ化しています。

残す作業は、エキストラクターロッドのセンターピンの切断と成型、内部パーツの摺り合わせの後、組み立てです。


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2006年8月12日 (土)

バレルがぁ。。。。。。

Dsc_3519_1 みなさま、ご無沙汰しております。
少し早いお盆休みを取っておりました。仕事も休みなのでどこか旅行にでも行けばいいんでしょうが、休みのほとんどを家とトイガンショップとホームセンターで過ごしておりました。何て不毛な夏休み。。。
気を取り直し、今回もまたビクトリーネタです。

ハートフォードさんのビクトリーモデル。大変好評で売れ行きも良く、早くも再生産が(値上げして(+_+))決定したようです。ブルーの栄えるモデルですし、ブルーイングの素材としてはもってこいですので、多くの人がチャレンジされてることだと思います。私も資金をかき集め複数仕入れました。そのほとんどが塗装されていない『ナチュラルHW』でしたが、2挺だけブラックモデルがあったのです。ナチュラルモデルでも塗装をはがすのと同じくらいの厚さを研磨しないと、リボルバー特有のヌメっとしたブルーは再現できないので、塗装があってもなくてもあんまり変わりませんが、サンドペーパーの目が詰まりやすいとか、刻印 が埋まってしまってるとかいろいろ面倒なことがあるのです。そんな面倒なブラックモデルですが、「研磨する面積が少なくなったら楽やん!?」とふと思いました。とその時には手にはピラニア鋸が握られ、バレルには鋸刃があてがわれていました。やってしまいまっしたねー。しかも2挺とも。いやはやどうなることやら。

M101そもそも2インチにしようと思ったのはGUN誌のバックナンバー(2004年3月号)を見たときにオールドKフレームのスナブノーズってかっこいいなぁと漠然と思っていました。チーフやM19などとは違い、不格好さがかっこ良いと思いませんか?このモデルは、以前コクサイのもの(左写真参照)を持っていましたが、ブルーイングはできないし、マッチョすぎるので(バレル太)、早々に手放してしまったのです。いつかはブルーのM10の2インチが欲しいと思ってた矢先のビクトリー発売のお知らせ。実は発売前からやってみたかったことなのです。

Dsc_3518_1 トップの写真も左の写真もある程度作業の進んだ状態です。作業は盛りだくさんでブルーイングのための研磨の方が数十倍も楽です。カスタム箇所は、バレル切断、フロントサイト移植、ロッキングボルトシュラウドの移植、エキストラクターセンターピンの切断、バレル固定ピンの再現、シリンダーストップノッチの別パーツ化です。パーツも、ハンマー、シアー、エキストラクターロッド、サムピースを交換しております。木グリとソフトケースが付いてるとはいえ、それなりの値段のベース銃とパーツ代あわせると3万円を超えてしまいます。本当なら、サイドプレートやリバウンドスライドその他も交換した方が、よりリアルになるのですが、キリがないので止めます。それに奇しくも、参考にしたGUN誌のM10も5スクリューのモデルでした。半月状のフロントサイトのついたクラシカルなリボルバーには、あっちこっちにネジがある方がかっこいいです。

Dsc_3520_1 こいつはまだフロントサイトがついていませんね。フロントサイトは切断しバレルから切り出しますが、そのままじゃ大きすぎるので二回りくらい小さくしてから、バレルのRと接合面がぴったり合うように精密ヤスリで逆Rを削り出します。削ってはあてがいを繰り返しで、最後に瞬間接着剤で接着しています。接合面が密着してるため投げたりたたいたりしない限り、強度には問題ないと思います。

「バレル切っちゃってインサートは?」と思われる方がいるかもしれません。心配ご無用です。インサートはしっかり入っています。バレル基部から伸びたインサートがちょうどマズルより少し奥にあります。インサートには接着剤がついたりしていますので、しっかり磨いて前面から見たときにも目立つようにしてあります。リアルさは犠牲になりますが、メーカー自主規制に従うのが、ユーザーの努めだと思っていますので。

Dsc_3522 バレルに刻印 を打ったところです。『&』も独特の書体で再現しました。小さく細かい文字が並んでいますね。バレル固定ピンは穴を空けただけです。まだ打ってません。

 

Dsc_3523 バレルの反対側には刻印 がありません。代わりにトリガーガードの前のフレームとサイドプレートに刻印 を打ち直しました。まだ研磨も途中(トリガーガードの形状修正は途中ですので、切削跡が醜いですね。)でイメージがわかないでしょうけど、オールドリボルバーの魅力十分です。 

では、次の作業が済んだらまた!


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