2012年9月15日 (土)

タナカパイソンモデルガンで初期型を再現~その2~

Dsc02325_3
さて、前々回に引き続きタナカのモデルガンで再現した初期型パイソンです。
今回もブルーイングで仕上げています。
今までパイソンは2.5、3、4インチがかっこいいと思っていたんですが、今回の初期形を製作するに当たっていろいろ調べるうちに、その印象が変わりました。
M586と同じくすらりと伸びたバレルは美しいですね。
昔のGUN誌のページを繰り、当時とは違った新鮮な感覚で読み返していました。

Dsc02327_2
今回も刻印はすべて打ち変えています。
タナカのパイソンモデルガンは3インチはそうでもないですが、4、6インチともに刻印が浅く消すのは楽ですね。
モデルガンではバレルのこちらサイドにはタナカのアドレスが入っていますが、実銃同様タイプライター文字で刻印しなおしています。
製作に当たって実銃画像をずいぶん集めましたが、バレルの刻印位置についてはバラバラで法則性は見出せませんでした。
今回はモデルとなる写真がありましたので、位置はそちらに倣いました。

Dsc02330_3

これが前々回の記事で紹介しましたリアサイトです。
バレル~フレームトップはマット塗装で仕上げています。
ブルーイングしてからマスキングして塗装しますので気を使いますが、この処理でブルーイングが引き立ちますし、シャープな印象になります。
塗料は伽ロムショットのブラックスチールをエアブラシに詰め替えて使用しています。

Dsc02332rear

リアサイトを横から見たところです。
少し角度をつけていますが、もう少しビスをねじ込むとツラ一になります。
ついでにセレーションを除去したシリンダーラッチも確認できます。

Dsc02331
マズル部分も実銃では仕上げにばらつきがあります。
つや消しになっていたり、ブルーイングされていたり。
今回はモデルに倣い、ほかの部分と同じブルーイング処理をしました。
タナカに限らずモデルガン、ガスガンではこういった仕上げの部分は金型でエンボス加工がされています。
粗い仕上げがあまり好きではないので、削り落としてブルーイングしたり塗装したりするわけですが、この加工が深く結構削り込みが必要です。

Sdim0061

トリガーガードのVPマーク、グリップ付近のイニシャルは「Vincent」のVを刻印しました。
イニシャルはブルーイング後に打刻しています。

Dsc02336
今回モデルにしたシリアル466番です。
1956年3月5日出荷と資料にあります。
これは2012年製のモデルガンですが、実銃は今から54年も前のモデルですね。
ヨークとフレームのこちらも上記イニシャルと同じくブルーイング後に打刻しています。

Dsc02335
シリンダーをスイングアウトした状態です。なかなか美しいです。

Dsc02333
ブルーイングは、光線状態を変えることにより印象がガラリとかわります。

Sdim0062_3

というわけで初期型パイソンいかがでしたでしょうか。
HW樹脂ってのはすごい素材です。
子供の頃、青黒く光るパイソンに憧れていましたが、ようやく4、6インチをモデルガンで製作することができました。
次は3インチを製作ですね。
こちらも思い入れのあるモデルです。
がんばります。

| | コメント (9) | トラックバック (0)

2012年9月 9日 (日)

タナカパイソンモデルガンで初期型を再現~その1~

今回は、タナカのパイソンモデルガンをベースに、初期型のパイソンを製作します。
パイソンはS&Wと違ってバリエーションも少ないので、あまり細かいことを検証したことがありませんでしたが、今回初期型のパイソンを作成するに当たって、なかなか奥が深いことを思い知りました。
まずは初期型のパイソンの特徴を。。。

1.リアサイトの形状
タナカの再現している形状は、コクサイなどと同じく日本のトイガンでは見慣れた形状です。
先端部分は平坦で、真ん中くらいから1段盛り上がってリアサイトにつながります。
ところが初期型の物は最初から最後まで平坦で、いきなりリアサイトにつながっています。
まずはこれが大きな特徴といえるでしょう。
で、完成した物がこれです。

Sdim0086
当初はとりあえずフラットにすればできるだろうと思っていました。
ところが問題が発生です。
リアサイト取り付けビス穴の台座部分は、タナカはクリックストップをつけるため六角形になっています。
対して初期型は丸形です。
最初はこの六角の角を埋めれば良いかと思っていましたが、パテの接着面積が少なすぎて埋めることができませんでした。
周囲にメモリを刻む必要があったため、ビス穴周辺も削り込み、別途穴と目盛りを刻印したABS板を貼り付けています。 Img_2671 リアサイト取り付けねじの頭もタナカオリジナルはナベ型ですが、初期型はフラット形状なのでそれも修正しビス穴にも目盛りを入れました。 Dsc02330rear なお、リアサイトを保持する台座部分も、タナカは凹型ですが、初期型はU字型ですので、それも加工が必要です。

2.フロントサイトの形状 資料にあたって検証したわけではありませんが、初期型パイソンの画像にあたるとほとんどすべてのフロントサイト先端がフラットになっていました。
これもフライスをかけてフラットにしました。
【加工前】
Sdim0087
【加工後】
Dsc02332

3.シリンダーラッチ
これも初期タイプではセレーションの入っていないたいぷでしたので、溝は削って形状を修正しました。
【加工前】
Sdim0088

【加工後】
Dsc02334 こっちのほうがよりクラシカルですね。ランパントコルトの刻印も打ち変えています。 現在ブルーイングも完了しています。長くなるので、完成報告はまた後日とさせていただきます

| | コメント (3) | トラックバック (0)

その他のカテゴリー

BOB CHOWカスタム | BRETTA M84(マルシンモデルガン) | Browning Hi-Power(タナカ:ガスガン) | Browning Hi-Power(マルシン:モデルガン) | COLT GOVERNMENT NATIONAL MATCH(CAWモデルガン) | COLT GOVERNMENT(MGC:モデルガン) | COLT M1911 COMMERCIAL(WA:ガスガン) | Colt M1911A1(マルシンモデルガン) | COLT PYTHON 357 4inch(タナカモデルガン) | COLT PYTHON 357 6inch(タナカモデルガン)_ | Colt PYTHON 3inch(タナカモデルガン) | ENFIELD POLICE(マルシンモデルガン) | S&W M10 2inch(HWS VICTORY4inch改) | S&W M13 3inch(コクサイ:モデルガン) | S&W M15 2inch(HWS:モデルガン) | S&W M15 6inch(HWSモデルガン) | S&W M19 2.5inch(HWSモデルガン) | S&W M19 4inch(金属モデルガン) | S&W M19 4inch(HWS:モデルガン) | S&W M19 6inch(HWS) | S&W M29 6.5inch(タナカ:ABSモデルガン) | S&W M29 6.5inch(タナカ:HWモデルガン | S&W M29 6.5inch(タナカモデルガン+メタルパーカー) | S&W M29 DEVIL(コクサイモデルガン) | S&W M36 2inch(HWS:モデルガン) | S&W M36 3inch(HWS:モデルガン) | S&W M36 Ladysmith(モデルガン) | S&W M439(マルシン:モデルガン) | S&W M586 4inch(マルシン:モデルガン) | S&W M586 6inch(マルシン:モデルガン) | S&W VICTORY 2inch(HWSモデルガン) | S&W VICTORY 4inch(HWSモデルガン) | S&W VICTORY 5inch(HWSモデルガン) | SIG-P210(マルシン:ガスガン) | SMITH&WESSON M19 4INCH(HWS) | SMYTHON 4inch(ハートフォード:モデルガン) | WALTHER P38 com.(マルシン:モデルガン) | WALTHER PPK/S(マルシン:モデルガン) | WALTHER PPK(マルシンカスタム:モデルガン | WALTHER PP(旭工房カスタム:モデルガン) | お知らせ(雑記) | 刻印しました | 動画 | 連絡はこちらへ・・・