« 真鍮ブラシは研磨のカナメ | トップページ | メールの送信、新規製作ご依頼について »

2012年9月 9日 (日)

タナカパイソンモデルガンで初期型を再現~その1~

今回は、タナカのパイソンモデルガンをベースに、初期型のパイソンを製作します。
パイソンはS&Wと違ってバリエーションも少ないので、あまり細かいことを検証したことがありませんでしたが、今回初期型のパイソンを作成するに当たって、なかなか奥が深いことを思い知りました。
まずは初期型のパイソンの特徴を。。。

1.リアサイトの形状
タナカの再現している形状は、コクサイなどと同じく日本のトイガンでは見慣れた形状です。
先端部分は平坦で、真ん中くらいから1段盛り上がってリアサイトにつながります。
ところが初期型の物は最初から最後まで平坦で、いきなりリアサイトにつながっています。
まずはこれが大きな特徴といえるでしょう。
で、完成した物がこれです。

Sdim0086
当初はとりあえずフラットにすればできるだろうと思っていました。
ところが問題が発生です。
リアサイト取り付けビス穴の台座部分は、タナカはクリックストップをつけるため六角形になっています。
対して初期型は丸形です。
最初はこの六角の角を埋めれば良いかと思っていましたが、パテの接着面積が少なすぎて埋めることができませんでした。
周囲にメモリを刻む必要があったため、ビス穴周辺も削り込み、別途穴と目盛りを刻印したABS板を貼り付けています。 Img_2671 リアサイト取り付けねじの頭もタナカオリジナルはナベ型ですが、初期型はフラット形状なのでそれも修正しビス穴にも目盛りを入れました。 Dsc02330rear なお、リアサイトを保持する台座部分も、タナカは凹型ですが、初期型はU字型ですので、それも加工が必要です。

2.フロントサイトの形状 資料にあたって検証したわけではありませんが、初期型パイソンの画像にあたるとほとんどすべてのフロントサイト先端がフラットになっていました。
これもフライスをかけてフラットにしました。
【加工前】
Sdim0087
【加工後】
Dsc02332

3.シリンダーラッチ
これも初期タイプではセレーションの入っていないたいぷでしたので、溝は削って形状を修正しました。
【加工前】
Sdim0088

【加工後】
Dsc02334 こっちのほうがよりクラシカルですね。ランパントコルトの刻印も打ち変えています。 現在ブルーイングも完了しています。長くなるので、完成報告はまた後日とさせていただきます

|

« 真鍮ブラシは研磨のカナメ | トップページ | メールの送信、新規製作ご依頼について »

コメント

初期型パイソンを検証しながらの改修、興味深く読ませていただきました。私もパイソン好きで色々と調べましたが、初期型はなかなか謎が多いですから。
さすがは、ビンセントさんですね。
一番下の画像は、ブルーイング済みのものですよね?
なんとも、深く綺麗なブルーです。

投稿: アメカジ67 | 2012年9月 9日 (日) 23時34分

ううう美しい・・・
サイトの形状の違い、全然気付きませんでした! 確かに初期型パイソン画像を見ると、正にこの形状でした〜
ラッチの形状修正も完璧!!
早く全体を拝見したいです♪

投稿: あじゃ | 2012年9月10日 (月) 20時51分

■アメカジ67さん
初期型は時期によって中期のとチャンポンの特徴があったり、なかなか面白いですよね。
ただ「この時期のパイソンの特徴はこう!」と言ったはっきりとした資料が手に入れられていませんので、ネットで検索して推測の域を出ないのが残念です。
何かいい資料ないですかね。
3インチはあじゃさんところのを参考に作りますね。

■あじゃさん
サイトの形状はobiさんに言われるまで気づきませんでした。
写真に赤線を入れてシミュレーションしてから削りました。
薄くなって頼りなくなりますけど、それが初期型。
改良の変遷が思い起こされて、興味深かったです。

投稿: ビンセント | 2012年9月18日 (火) 00時27分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/105165/47004548

この記事へのトラックバック一覧です: タナカパイソンモデルガンで初期型を再現~その1~:

« 真鍮ブラシは研磨のカナメ | トップページ | メールの送信、新規製作ご依頼について »