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2011年12月27日 (火)

タナカのコルトパイソンをブルーイング-その2-

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ついにタナカのHW樹脂モデルガンコルトパイソンのブルーイングが完了しました。
コルトパイソンというとその質感は「ロイヤルブルー」と称されますが、この質感をHW樹脂で再現しようとすると結構時間がかかってしまいました。
HW樹脂トイガンへのブルーイングは、樹脂に含まれる金属だけを染める訳ですから、金属をブルーイングするのとは品質に差が出ます。
鉄をブルーイングした「ロイヤルブルー」とHW樹脂へのブルーイングでは差が出て当然です。
その品質をなるべく近づけるためには、含まれている金属を表面にできるだけ露出させ、それを壊さないように慎重に磨き上げ、荒れないように適切な濃度のブルー液を使用する必要があります。
今回のパイソンは、これら工程の一つ一つに時間をかけ、「ロイヤルブルー」の名に恥じないようにブルーイングしました。
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刻印は浅く、研磨で消えてしまいそうでしたので、刻印し直しています。
筒状の物に大きな文字を刻印するのは、結構手間がかかりました。
同じくらいの形状のテスト材を用意し、角度や深さなどをテストしてから刻印しています。

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タナカのモデルガンでは省略されていました「VP」マークですが、これも再現しました。
今回も様々な実銃画像をあたりましたが、このVPマークも色々なパターンがあるようです。
また実銃ではグリップ前にアルファベットの刻印がありますが、今回は「Vincent」の「V」の文字を彫り込みました。


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パイソンはハンマー以外のパーツは本体と同じブルーフィニッシュ。ハンマーのサイドのみポリッシュ仕上げです。
今回は亜鉛合金のハンマーを磨きっぱなしにしています。
そのままだといずれ酸化して濁ってしまうため薄くコーティングしました。
パイソンのシリンダーは、S&Wと違いのフルート部分は、滑らかに磨き出されています。
今回は研磨用ナイロンパッドを使って、エッジを適度に落としています。

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実銃のパイソンは、バレルのこちらサイドにコルトのアドレス表記があります。
モデルガンではメーカーであるタナカの社名が打刻されていましたので、実銃通りに刻印しました。
このアドレス表記もバリエーションが数種類ありました。


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シリンダーのスイングアウトです。M19やM586のシリンダーと比べると、ずいぶんずんぐりとしています。
シリンダーインサートの位置の都合上、357マグナムのダミーカートは入るかどうか微妙でしたが、ギリギリで装填できました。

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2ヶ月にわたって作業してきましたが、時間をかけた甲斐があって「ロイヤルブルー」に恥じない仕上がりになったと思います。
S&Wの都会的なスタイルとは違って、野暮ったくも感じますが、エッジが落とされ曲面の多いコルトパイソンの方が、ブルーイングが映えるなと感じました。
これに味をしめて3インチもいつかブルーイングしたいと思っています。


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